学校法人 大和学園 大和青藍高等学校

日本料理コンペティションで敢闘賞(4位)


夏に開催された「日本料理コンペティション」の九州沖縄大会で優勝した本校専任講師で日本料理担当の井立が、三月の京都での全国大会を終えた。
全国大会は全国六地区の入賞者だけでなく北米、欧州、韓国、香港での大会入賞者も出場するグローバルなものである。  
 
調理現場での実務経験が五年を超える料理人が応募できる大会ではあるが、実際に挑むにはそれ以上の経験が必要なのではなかろうか。
会場に持ち込める食材は出汁の材料のみで、その他の食材や調味料は大会側が用意したものしか使うことができない。そもそも食材は全て事前には一切明かされず、大会当日に初めて開示されるのである。開示された食材をもとに松花堂縁高弁当の献立を立て、四人分を調理するわけだが、これら全てを四時間以内に仕上げなければならないのである。

どのような食材にも対応できる引き出しの多さが勝負の鍵を握るのだ。

井立は本校に勤務する事で現場から離れてはいるが、これまでに海外を含めて様々なお店で積んできた経験を発揮し、現役職人と渡り合い、実質四位となる敢闘賞を受賞した。上位入賞者はいずれも全国大会常連であり、初出場でしかも高校講師が入賞したのは大会初の快挙だそうだ。  




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日本料理アカデミー
日本国内はもとより世界各地で生活する人々に対して、日本料理の発展を図るため、教育および文化・技術研究ならびにその普及活動に取り組む権威ある組織。
 
日本料理コンペティション
日本料理アカデミーが主催する料理コンテストで今回が七回目。全国の料理人並びに調理師の方々を対象に、日本料理の専門知識・技術の研鑽、職業人としての資質の向上、そしてJAPANブランドとしての日本料理の新しい価値創造への貢献を目的としている。